いつも通りの食事
時刻は午前11時25分
母親が家を出た
家には自分一人
リビングへ降りる
キッチンを覗く
ラップのかかった皿がいくつか見える
横にあるメモ
「お昼ご飯と夜ご飯です。温めて食べてね」
・・・・・・
・・・・・・・・
詰みました。
ええ、ええ、過食しましたとも。
こんなのとてもとても逃げられませんよ。
まったくどうしていつもこう、ほんの少しの刺激で過食してしまうんだか。
もちろん非嘔吐で。
ワタクシ、物心ついてから、吐いたこともなければゲップをしたこともない、そんな体質であり、どんなに粘ってもせいぜい一口分程度しか出てこない。
家中の"食べられるもの"を飲み込んた後、塩水をがぶ飲みしてトイレへ→
30分程戦った結果、薄汚れた水が少し出ただけであった。ちなみについつい顔を下に向けすぎてしまうので、鼻から出てくる。しばらく世界が死ぬほど臭い。
太るのはもちろん、この過食後の胃の張り裂けそうな痛みがたまらなく嫌で、どうにかして吐きたいのだ。吐き方についてはネットで散々調べ、様々な方法で何度も試した。
それでこの様である。体質、ということで仕方がないのだろうか。
取り敢えず、今日は諦めて、効きもしない下剤を適当に飲んで横になった。
今日はもう何も出来ない。くだらないことで1日を無駄にしてしまった。
最近は家から出ずに一日置きに過食と絶食を繰り返すような生活をしている。
抜け出せない
抜け出せない
一日置きじゃ太る一方なんだよ!!過食しながらでも痩せなければならないのに!
ー過食をやめる気はないのか?ー
過食なんか二度としたくない!もう絶対に…いや、過食はしたい、しなければ耐えられない。
毎日気が狂いそうだ。いや、既に狂っているのか…